訪問数やページビューなど基本的な分析

ホームページのアクセス解析でもっとも重要で基本的な分析としては、日々の訪問数やページビューの確認となります。

無料の高機能アクセス解析ツールであるGoogle Analytics を使って実際の分析画面の見方をご紹介します。

1.日々の訪問数(セッション)

Google Analyticsのレポート画面で初めに表示されるのが1ヶ月間のセッション(訪問数)グラフです。セッションとは訪問数のことで、同じ訪問者が繰り返し訪問した場合には別にカウントされ、1回の訪問ごとに集計されるものです。

日々の訪問数(セッション)Google Analytics

サイトの利用状況として、重要な指標であるセッション、ページビュー、平均ページビュー数、平均滞在時間、直帰率、新規セッション率の小さなグラフと共に期間の数値が集計されています。

気になる項目は、大きなグラフを切り替えたり、詳細を表示して確認することができます。

2.ページビュー

ページビューは、訪問者が参照したページ数の合計で、訪問数と共に重要な指標でサイト全体の傾向を捉えることができます。

サーバーに標準で組み込まれているアクセス解析の場合、検索エンジンの巡回など人間以外の参照が大量に含まれるため、実際のアクセスよりも多めの数値となります。Google Analyticsなどページに組み込むタイプと数値を比較する場合は注意が必要です。

3.平均ページビュー数

訪問(セッション)ごとの参照ページ数の平均で、訪問者の質を判断する重要な指標の1つです。平均ページビューが多ければ、訪問者はサイト内の多くのコンテンツを見ていることになりますので、訪問者の属性とコンテンツの内容が一致していると考えられます。

逆に平均ページビューが少なければ、サイトの内容に一致しない訪問者を誘導している、内容がわかりにくい、目的のコンテンツが見つけにくいなどの問題が考えられます。

4.平均滞在時間

平均滞在時間は、訪問毎のサイトでの平均滞在時間で平均ページビュー数と共に訪問の質を判断するための指標の1つとなります。長く滞在した方がページをしっかり読んでいる、サイト内を広く巡回していると考えられます。

滞在時間にはブラウザを開いたままにした状態なども含まれるため多少正確性に欠ける面もあります。全体の滞在時間よりもページ毎の閲覧時間を重視するとよいでしょう。

5.直帰率

直帰率とは、サイトに訪問後、初めの1ページ目だけ見て去っていた割合となります。

直帰率が高い場合は、閲覧開始ページと訪問者の属性が合っていないことが考えられます。初めてサイトを訪れた人が何のサイトか解らないにも直帰率が高くなりますから、サイトの特徴を明確にして、扱っている商品やサービスが直ぐに解るようにする必要があります。

広告による誘導を行っている場合には、広告の内容とリンク先(誘導先)のページの内容が一致していないことが考えられます。多くの商品やサービスを扱っている場合など、トップページへの誘導ではなく、広告の内容に一致したページに誘導するようにすると効果的です。専用の誘導先ページを用意すると理想的です。

6.新規セッション率

新規セッション率では、新規ユーザとリピーターの割合が確認できます。リピーターが多い場合には、サイトのコンテンツに魅力があり、利用者が繰り返し訪れてくれていると考えられます。

初めての訪問で購入や資料請求に至る割合は低いですから、繰り返し訪問してもらえるようにコンテンツを充実させると共にリピーターが増えるための工夫が必要となります。

新規の見込み客の獲得はコストが嵩みますから、リピーターを増やすことが大切です。

新規セッション率